コパ・アメリカ

VARに泣いたウルグアイ

投稿日:2019年7月5日 更新日:

コパ・アメリカ準々決勝

ペルー−ウルグアイ

コパ・アメリカ準々決勝が6月29日に行われウルグアイとペルーの試合がDAZNで放送された。終了に近づいて南米特有のお天気雨、スコールが強く降ったコンディションの前半、VARが印象に残った後半、そしてそのまま延長戦なしのPK戦へともつれる激しい試合となった。

ウルグアイは日本戦でも同じである定石のフォーメーション4-4-2、ペルーは基本フォーメーション4-1-4-1で試合が始まった。

特徴としてウルグアイはルイス・スアレスに「あいつは化け物」と言わしめ、デポルティボからレアル・マドリードにレンタルバックした20歳のフェデリコ・バルベルデとユヴェントスと2024年まで契約を延長したウルグアイのピルロことロドリコ・ベンタンクールといった層の厚さを感じさせるような中盤、ペルーはワントップにドーピングで問題となったパオロ・ゲレーロ、両インサイドハーフに1対1に強くドリブルが得意なジョシマール・ヨトゥン、アンドレ・カリージョという配置だった。

優勢だったウルグアイ

試合は前半から格上のウルグアイが優勢で進めていく、ツートップの個人技でのシュートや、ポジションチェンジを繰り返しツートップが作ったスペースに走り込むフリーになったインサイドハーフ、中盤のパスカットからのカウンター、セットプレーで強さを見せた両センターバックなど果敢にペルーゴールをおびやかすシーンが数多くあったがゴールを奪うことはできなかった。そして前半29分ナイタン・ナンデスのグラウンダーのクロスが中央のデイフェンダーに当たり、それに反応したジョバンニ・アラスカエタのシュートがゴールネットを揺らしたがパスを受けたナンデスの位置がオフサイドでゴールにはならなった。そのままスコアレスで前半は終了。

後半も同じく強力なツートップを中心に果敢にゴールに迫る。58分ここでナンデスが交代しルーカス・トレイラを投入、トップ下にアラスカエタを置く4-3-1-2のフォーメーションに変更した。その後、59分スローインからのボールをスアレスが反らし、それに反応したエディソン・カバーニがゴールネットを揺らしたがこれもVARでカバーニがオフサイドとなりゴール取り消し、続いて72分マルティン・カセレスのクロスに反応したスアレスがゴールネットを揺らしたがこれもVARでスアレスの右膝と胸がオフサイドラインをこえており際どい判定でオフサイド、ゴール取り消しとなった。

前半、後半ともに両インサイドハーフが頻繁に上がっている場面を見ると両サイドバックへの信頼が感じられた。特にサイドバックでありながら度々、アタッキングサードに顔を見せるカセレスは後半の攻撃を支えているように感じた。また、実況者の下田さんがツイートしていたように後半46分のバルベルデの直接フリーキックはあの精度でもフリーキッカーにほぼなれないレアルの選手層の厚さを改めて感じさせるシーンだった。

下田さんのtweet

カウンターを狙ったペルー

ペルーはウルグアイの両サイドバックの裏をカウンターで狙う戦術だった。

前半44分、ロングボールをサイドに供給し得点につながるような場面があったが、前半は目立った攻撃の場面はそれぐらいでほぼ無かったと言えるだろう。

後半ウルグアイの右サイドバックのジョバンニ・ゴンザレスの裏をW杯でも見せたようなドリブルでカリージョが1対1で突破しクロスを上げる場面があったが中央には誰もいなかったり、ゲレーロがいたとしてもアトレティコ・マドリー(ディエゴ・ゴディンはインテルへ移籍するが)のセンターバック二人に競り勝つことはできなかった。ゴールキックでもウルグアイの中盤やセンターバックに回収され得点につながる場面は少なかった。

後半80分以降、フォーメーションを4-5-1に変更し次第に引き分けでもいいという空気が流れ始める。最終的にペルーのシュート総数3本、枠内シュート0本という結果を見ると引き分けは妥当な結果だろう。

明暗を分けたウルグアイ最初のPK

後半終了後、両サポーターの表情に違いがある中PK戦が始まった。

ウルグアイの一人目のキッカー、スアレスのシュートはペドロ・ガルセに完璧に読まれストップされた。その後、両選手はミスもファインセーブもなくスアレスのPKが勝敗を分けてしまった。結果、PK5-4でペルーの勝利。

ウルグアイは左を狙って止められたスアレスのPK以降、ウルグアイの選手全員が右に蹴ったのは作戦だったのかもしれない。ウルグアイのキーパー、フェルナンド・ムスレラはほぼコースを読んでいたが、ペルーの選手の気持ちが優ったせいか止めることはできなかった。

こうVARで結果が左右されるとVARありなし論争が始まるがそれはさておき、ゲレーロが35歳なのが驚いた。カセレスも32歳であれだけの運動量があればユーヴェにレンタルされるのも頷ける。放送中、ペルーサポーターの中にバイエルンのTシャツを着た子供が映って疑問に思ったがそういえばゲレーロは2004〜2006年にバイエルンにいたのを思い出した。

個人的にはウルグアイが優勝すると思っていたので予想が外れて残念…W杯のようにタバレス監督が足が悪いのを忘れて立ち上がる姿が見たかった。また、出場していないマルセロ・サラッチ、マキシ・ゴメスも見たかったしエクアドル戦でビューティフルゴールを決めたロデイロももっと見たかった。

相変わらずカバーニの乳首はギャン立ちだった

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