【声に出して読みたい】サッカー選手の名前を探してみた(リヴァプール編)

トレント・アレクサンダー=アーノルド

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6歳の時、リヴァプールのユースに加入。現在はイングランド代表にも選出されている、クロップ監督のもとで成長した21歳(2020年4月時点)の攻撃的右サイドバック(以後RSB)。

2018/19シーズンのプレミアリーグで記録した12アシストは、ディフェンダーの1シーズンの最多記録としてギネス世界記録に認定されている。

クラブでは2016/17シーズンにトップチームに昇格したが、プレミアリーグで7試合出場にとどまった。しかし、その後2017/18シーズンは18試合に出場、2018/19シーズンは27試合出場、今季は現時点(2020年4月時点)でプレミアリーグの全試合に出場しクロップ監督の信頼を得ている。

イングランド代表には、2013年〜2017年まで年代別の代表に選出されており2018年にはA代表に選出されロシアW杯にも出場した。

プレースタイルで注目してほしいのは、なんと言っても得意の右足から繰り出される正確なクロスである。

彼は、ポジティブトランジションのとき、ペナルティエリア内の味方にピンポイントでクロスを通すのである。

また、ワンステップだけでなくダイレクトでも遜色なく味方が欲しがっているポイントにクロスをおさめさせる。

さらに、特筆しているのはクロスだけではない。リヴァプールの強力な3トップに通すグラウンダーの縦パスも評価されているのである。

前線から中盤に落ちてきた「ロベルト・フェルミーノ」に出すくさびのパス、両サイドで走る「サディオ・マネ」と「モハメド・サラー」に出すスルーパスの質だけでなくスピードも速いのだ。

3トップにボールを通すことが鉄則となっているリヴァプールでは、攻撃の起点の一つとなっている。

名前については、通称”TAA“と呼ばれているが”トレント・アレクサンダー=アーノルド“と長い名前であるがゆえ、フルネームで口に出したくなる選手である。

また、五・七・五のように名前を言える文字数でもあるし、これは日本ならではの語呂なので、日本人である限りフルネームで口に出したくなる名前である。

新型コロナの影響で、プレミアリーグが中断している中、投稿された彼の在宅チャレンジでも、右足の正確さがうかがえるので見ていただきたい。

最後にトレント・アレクサンダー=アーノルドについて短歌を吟じます。

トレント

アレクサンダー

アーノルド

バルサ戦では

度胸ありけり

ジョルジニオ・ワイナルドゥム

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2016年にニューカッスル・ユナイテッドからリヴァプール移籍し、オランダとリヴァプールの中盤を支えているオールラウンダーなミッドフィルダー(以後MF)。

元々は、地元オランダのクラブ、スパルタ・ロッテルダムの下部組織出身で、その後、フェイエノールトの下部組織に移りトップチームに昇格。そして、PSVアイントホーフェンに移籍するように、オランダのクラブを渡り歩いた。

2015年にプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドに移籍、そして2016年に、リヴァプールに移籍した。

幼少期は、サッカーに興味はなく、スパルタ・ロッテルダムの試合を見に行った際、興味を持ち下部組織に入団したらしい。現在、世界一のクラブに在籍していると考えると、天才と言えるかもしれない。

プレースタイルはオールラウンダー型のMFと言えるだろう。

PSVアイントホーフェン在籍時には、2012/13シーズンは33試合中14ゴール、2014/15シーズンも14ゴール、ニューカッスル・ユナイテッドに移籍後も、2015/16シーズン、11ゴールとMFでありながらゴールを量産している。

しかし、当時のオランダ代表監督ルイ・ファンハールのもとでのセンターMFのポジション経験や、リヴァプールに移籍しクロップ監督に出会うことで、守備的な面も成長した。

また、奪われたボールをすぐに取り返す戦術を使うリヴァプールに合ったプレーも垣間見える。

味方がボールを取り返し損ね、フリーになったボールを判断力とフィジカルで、ボールをキープ、すぐにスペースを埋め、相手にボールを取らせない、痒い所に手が届く存在である。また、フィジカルを活かすことによって、相手に前を向かせない守備も特徴である。

守備面が成長したとはいうものの、中盤からのドリブルも攻撃の起点となったり、現在(2020/4月時点)3ゴールと以前ほどのゴール数ではないが、攻撃でもチームに貢献している。

このように今では、完璧なオールラウンドプレーヤーと言ってもいいだろう。

名前については、フルネームで”ジョルジニオ・ワイナルドゥム“と口に出すと噛んでしまいそうだが、フルネームで口に出したくなる名前である。ちなみに、正式な名前は”ジョルジニオ・グレギオン・エミール・ワイナルドゥム“である。

最後に3回言ってみてください。

ジョルジニオ・グレギオン・エミール・ワイナルドゥム

ジョルジニオ・グレギオン・エミール・ワイナルドゥム

ジョルジニオ・グレギオン・エミール・ワイナルドゥム

噛まずに言えましたか?

セップ・ファン・デン・ベルフ

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2019年、エールディヴィジ(オランダリーグ)のPECズヴォレから、プレミアリーグのリヴァプールに移籍してきた、オランダU-19代表で18歳(2020年4月時点)のセンターバック(以後CB)。

他にもアヤックス、PSVアイントホーフェン、バイエルン・ミュンヘンなど複数のクラブが獲得をのぞんでいたが、リヴァプールが争奪戦を制した。プレースタイルや体格から、次世代の「フィル・ヒル・ファンダイク」と注目を集めている。

2012年にPECズヴォレのユースチームに入団、2017/18シーズン途中からトップチームに昇格、ズヴォレでは15試合に出場した。日本代表の中山雄太と一緒にピッチに立つ試合もあった。

リヴァプールでは、カラバオカップ準々決勝(5回戦)アストン・ヴィラ戦に出場した経験がある。5−0と敗北となったが、チームの平均年齢が19歳と話題となった試合であった。

オランダ代表では飛び級でオランダU-19代表に選出され、6試合に出場している。

プレースタイルで注目してほしいのは、フィジカルを活かした守備である。

身長189cmの体格を活かすことで、空中戦はもちろんのこと1対1の対人戦も強い。また、危機察知能力も高くペナルティエリア内でもクレバーにボールをカットしてしまう。

さらに、ビルドアップ時はチームの攻撃のスイッチとなるショートパスを中盤に供給している。そのパスの精度も高く、相手のデフェンダーを一枚剥がすようなパスが試合の中では目立つ。

「次世代のフィル・ヒル・ファンダイク」と呼ばれるゆえんはこのような、プレーからきているのであろう。

名前については、口に出したくなる理由として、オランダ人らしさである、名前の中に点が多いことが挙げられる。

ちなみに、オランダ人に多い”van“、日本語表記だと”ファン”と表記されることが多い名前の一部だが、英語で”from“つまり、出身という意味があるという。”van“の後に続く、オランダ人特有の”den“や”der“は英語でいう”the“で定冠詞を表しているそうだ。

彼の場合だと定冠詞に当たる部分は”den“であり、英語の”the“だと考えると”ベルフ”が地名になる。

これだと彼のルーツに”ベルフ“が関係していると思われるが、出身はオランダ・オーファーアイセル州ズヴォレであるため、”ベルフ“という言葉は出てこない。しかし、何か彼のルーツに関係があるに違いないだろう……

アレックス・オックスレイド・チェンバレン

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2017年にアーセナルからリヴァプールに移籍してきた26(2020年4月時点)のイングランド代表のセンターミッドフィルダー(以後CMF)

ポーツマスで生まれ、2000年にサウサンプトンの下部組織に加入、2010年にトップチームに昇格したが2011年にアーセナルに移籍した。その後、2017年にリヴァプールに移籍し今に至る。

CMFとはいうものの、アーセナルでは右ウイングバック、リヴァプールでは右ウイング(以後RW)に起用されている試合が多い。

特にリヴァプール加入当初は、リーグ戦で「サディオ・マネ」や「モハメド・サラー」といった選手のサブとして、ベンチ入りしている試合が多かったが、試合で得点を重ね、現在は本職の中盤で起用されることも増えた。

プレースタイルで注目してほしいのは、力強いドリブルである。

中盤から、縦に速く、力強くドリブルで突破するシーンが印象的である。ドリブルの質も高いのだが、パスを出すのか、それともそのまま前に持ち運ぶのか、といった駆け引きも縦に突破する推進力となっている。

しかし、ドリブルの力強さゆえ、怪我が多いというデメリットが挙げられる。それも、一週間ほどで完治する怪我ではなく、重症になりがちなのが難点である。

名前については、なんといっても

アレックス・オックスレイド・チェンバレン

と文字数が五・七・五になっているところがポイントである!

日本人なら一度は口に出したくなってしまう名前である。

ここで、アレックス・オックスレイド・チェンバレンについて短歌を吟じます。

アレックス

オックスレイド

チェンバレン

キーランギブスと

似ているのかな

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